Twitter Facebook
2018.10.17

【授業風景】 2018年度 野外活動Ⅰ(夏期)

 

 

今日は、健康スポーツ学科で開講された「野外活動Ⅰ(夏期)」という授業についてレポートします。

 

この授業では、国立妙高青少年自然の家で4日間のキャンプ生活を行いながら、妙高山登山(2,454m)に挑戦しています。

 

今年は8月19~22日(3泊4日)の日程で、健康スポーツ学科の学生30名が参加しました。

 

 

1日目は、入所式とアイスブレイク。

 

入所式では、キャンプ長の吉松先生(健康スポーツ学科)から「4間(よんま)」に関するお話がありました。

現代人が失ってしまった「時間」「空間」「仲間」そして「手間」。

大自然のゆったりとした時間と空間の中で、仲間と一緒になって、手間のかかる一つ一つの課題を乗り越えていった先に見えてくるものがきっとある、というお話でした。

 

 

1_2

 

続いて、アイスブレイクを通じた仲間づくり。

「アイスブレイク」とはその名の通り、人と人の間にある“氷”を壊すことです。

大学の中では今まであまり話すことがなかった学生同士もすぐに打ち解けることができました!

 

 

2_2

 

 

 

3_3

 

 

4日間の野外生活ができるように環境整備を行った後は、班ごとに分かれて野外炊事。

 

 

4_2

 

最初は焦がしてしまったお米も、回数を重ねるごとにふっくら美味しいものに。

自分たちで作った料理の味は格別です!

 

 

5_2

 

各班には「まき割り職人」や「火起こし名人」なる存在も登場することになりました。

手間のかかる仕事に黙々と打ち込む姿、とても格好良かったです!

 

 

6_2

 

 

7_2

 

2日目は、プロジェクトアドベンチャーと翌日の妙高登山に向けた準備です。

 

プロジェクトアドベンチャーでは、キャンプカウンセラーから出された難題に対して、

みんなで知恵を絞りながら乗り越えていきます。

 

 

8_2

 

 

9_2

 

 

課題をクリアした時はもちろん、失敗に終わってしまった時でも、

とても楽しくて、全員が思わず笑顔になってしまいます。

 

 

10_2

 

午後からは吉松先生による講義。

妙高山登山に挑むにあたっての心構えや注意事項を学びます。

 

 

11

 

万が一の怪我や病気に備えて、健康スポーツ学科の熊崎先生が医療スタッフとして学生の後方支援をしてくださるため、とても安心です!

 

 

12

 

 

そして、3日目はいよいよ妙高山登山にチャレンジです。

昨年度は悪天候により中止となってしまいましたが、今年は晴天に恵まれました。

いざ出発!

 

 

13

 

山頂までの道のりは高く険しいものでしたが、それまでの2日間で寝食をともにしたメンバーはすっかり仲良しに。

 

大自然が織りなす空間の厳しさ、美しさ、そして偉大さを感じながら、

みんなで声を掛け合いながら、力をあわせて…

 

 

14

 

 

15

 

ついに登頂!

 

 

16

 

山頂からの眺めは絶景。

みんなの笑顔も最高でした!

 

 

17

 

 

汗を流したあとは、キャンプファイヤーです。

一つ一つの火が集結し、やがては大きな炎に。

 

 

18

 

暗闇の中にあっても、みんなで輪になって、一つの炎を囲めば、その時間は何にも代えがたい、心から笑顔になれる楽しい時間になりました。

 

 

19

 

 

 

最終日となる4日目には、ネイチャークラフトに挑戦。

マイスプーンやマイフォーク、透かし葉(壁掛け)など。

それぞれが草花や枝を使って、個性あふれる作品をつくりました。

 

 

20

 

 

 

21

 

そして、4日間の全日程が終了!

終わってみれば本当にあっという間の4日間でした。

 

 

22

 

 

普段の大学生活では、同じ学年、同じ部活動、決まった友人関係の中で過ごしがちだった学生たちも、いつの間にか年齢や部活動の枠を超えた素晴らしい人間関係を築いていました。

 

不便であるはずの野外生活も、仲間と一緒に取り組めば、なんだか楽しく思えてきます。

 

下から見上げるだけでゾッとしていた妙高山の姿も、実際に登った後には少し違って見えたりする。

 

野外活動にはとても不思議な力があります。

 

教員の目線から学生たちを見ても、4日目の皆さんは初日とは比べ物にならないくらい、とても頼もしい表情になっていました。

 

今回参加した皆さん自身にも、自らの成長を実感してもらえていたら良いなと思います。

 

 

23

 

 

最後に、4日間を通じて、国立妙高青少年自然の家をはじめとする関係者の皆様には、大変お世話になりました。

 

また、筑波大学大学院修士課程の飯野さん、そして昨年度の授業参加者でもある阿部さん、鈴木さん(健康スポーツ学科4年生)、坂爪さん、進藤さん、田邊さん(健康スポーツ学科3年生)には、キャンプカウンセラーとして、みんなの活動を支えていただきました。

 

笑顔の絶えない、素晴らしい4日間になったのは、6人の献身的なサポートがあったからに他なりません。

本当に有り難うございました!!

 

 

24

 

野外活動は、それ自体が楽しいアクティビティであるというだけではなく、子どもの教育、さらにはスポーツ組織や企業のチームビルディングにも役立つという意味で、近年ではますます注目度が高まりつつあります。

 

野外活動Ⅱ(冬期)のスキー実習も含め、大学の外、大自然の中での魅力的な学びが展開されていることも、健康スポーツ学科の一つの特徴になっています。

 

 

 

 

吉松梓先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yoshimatsu.html

 

 

熊崎昌先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/kumazaki.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

#授業・実習の様子