今年度、これまでに「陸上競技」(クリック)の授業風景を紹介しました。
今回、「バイオメカニクス」(大学2年生対象)という授業を紹介します。
・・・バイオメカニクス???
高校の授業では、このような授業はありませんね。
バイオメカニクスは、英語表記のBiomechanicsがそのまま日本語読みになっているんです。
「じゃあ、Biomechanicsって何なの?」となりますね。
BiomechanicsのBioは「生物」が意味され、mechanicsは「仕組み」「構造」が意味されます。
だから、バイオメカニクスでは「生物の仕組み」を学ぶことになるのです。
ただ、この授業では「人間の運動の物理的な仕組み」を学ぶと言った方が正確でしょう。
「物理的な仕組み」を学ぶということは、もちろん、物理学や数学を使うことになります。
体育・スポーツ系の大学でも、物理学や数学といった知識も多少必要になるんですよ!
今日の授業では、初めに先週の授業を振り返っていました。
先週は「投げる」を講義したそうです。
バイオメカニクスを担当している市川浩先生
棒を使って関節の運動(運動連鎖)を説明したり、学生に近寄って問いかけたりしています。
そして、今日の授業では「回る」がテーマでした。
受講生は、市川先生の話をしっかり聞いてメモをとっていました。
授業の中では「並進運動」「回転運動」「慣性モーメント」「角速度」といった専門的な言葉が出てきました。
でも、市川先生は、実際の運動をしている映像から難しい専門用語をよりわかりやすく教えていました。
皆さんにもなじみのある体操選手やフィギュアスケート選手の映像を見せて説明していましたよ。
スポーツ運動をしている際に、「どんな物理的法則に従って動いているのか」がわかることによって、運動技術を向上させる(よりうまく動けるようになる)ためのヒントを得ることができます。
だから、技術レベルを上げるために、バイオメカニクスを学んでみませんか?
健康スポーツ学科では「出張講義」も行っています。
出張講義では、大学の先生が高校に出向いて専門的な話をしてくれます。
ぜひ一度、出張講義を依頼していただきたいと思います。
市川先生がわかりやすく、運動の物理的法則を教えてくれますよ!!
市川浩先生のプロフィール
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ichikawa.html
【出張講義・講演一覧(2017年度版)】