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2015.01.22

第9回研究セミナーが開催

いきいき放送局へようこそ

本日は、第9回研究セミナーの紹介です!!

この日は、濱野先生と池田先生の発表でした

【濱野先生】

テーマ:3年間の取組と今後の展望

強化女子バレー部の監督である濵野先生からは、女子選手の集団競技強化アプローチについて自己の実践現場経験から3年間の部の歩みと今後の目標についてご紹介いただきました

強化指定のバレー部が立ち上がった1年目は既存のバレーボール部員とのコミュニケーションから入り、2年目ではチームのルールやカラーの構築いわゆる地盤作りを行ったそうです

3年目(2014年)にはチーム内での上下関係や競争関係も整い、北信越大学リーグ1部2位という成績を収められました

強化の具体的な中身として技術・戦術だけでなく、先生自身の研究を基にしてウエイトトレーニングコーディネーショントレーニングなどのフィジカルトレーニングを重視し,学生のフィジカルチェック等を実施しているとのことでした

【池田先生】

ウエイトリフティングナショナルチームに帯同したJISSでの研究について池田先生よりご紹介を頂きました

「日本の選手はクリーン&ジャークでは世界とそれほど差がつかないのに、スナッチではなぜ25kgもの差が生まれるのか?」

この点についてバイオメカニクス的な視点から技術的問題点について検証を行ったそうです

日本人選手と中国人選手のスナッチ時のバーベルの軌跡と速度,加速度の違いについて調べた結果!!

中国人選手はバーベルをほぼ真上に挙げているのに対して,日本人選手はSの字を描いていることが明らかにされました

また、日本人選手はバーベルの足元から拳上する上方向の最大加速度の出現位置が中国人選手に比べ遅く、力のタイミングがずれていることが明らかになりました

これは日本のスタッフの指導言語に問題がある可能性を示唆しており、その指導言語を変えることで技術的改善が見込まれる可能性があることが報告されました

パフォーマンスアップのための研究内容で、大変面白い内容でした

こういった先生方のもとで研究を行ってみませんか??

#専門的なお話し