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健康スポーツ学科の卒業生で、現在大学院修士課程に在籍している五十嵐小雪さん(指導教員:佐藤大輔教授)の論文が海外の研究雑誌に掲載されました!
女性は月経周期によって足関節捻挫などが起こりやすいと考えられており、その原因解明に取り組みました。
以下五十嵐さんからのコメントです。
現在,月経周期は多くの研究で着目されていますが,実際に月経周期が何に対してどのような影響を与えているかということは,まだ詳しく分かっていません.
しかし,本研究の結果から,一次体性感覚野の興奮性(体の感覚を感じやすい脳状態)は月経周期によって変動する一方で,感覚機能(関節がどんな状態かを感じる能力)は変化しないことが明らかとなりました.
今回は,感覚機能のみに焦点を当てて研究を進めてきましたが,私たちが生活をする上で,感覚情報をもとに行動することが必要不可欠になります.
そのため今後は,感覚情報を処理する過程やそれをもとに行動や運動に移すことに着目し,感覚運動機能が月経周期によって変化するかどうかを検討していきたいと考えています.
大学院生として論文を書くだけでもすごいことですが、それを英語で書いて科学論文として海外で認められました!
また、五十嵐さんは運動指導の専門家でもあり、同時に研究ではスポーツ神経生理学も学んでいます。
実践と理論を同時に学び、運動指導とスポーツ神経生理学の専門家として成長中です!
健康スポーツ学科では、運動指導×脳科学を極めることができます。