12月のとある日に、子どもの運動能力向上教室で「指導者」として研鑽を積んでいる学生がなにやらこそこそと・・・。
何かを書いています。
何を書いていたかというと、年賀状を書いていたんです!!
子ども達に贈られた年賀状
この教室の担当教員の思いつきで(いや、子ども達に喜んでもらうために!!)、
教員:「ね~、子ども達に年賀状を送りたいんだけど、どう思う?」
と学生に相談したところ、
学生:「いいですね~♪」と返答。
教員:「じゃあ、年賀状を買ってきて、ここ(大学)で印刷しようか」
学生:「わかりました。やりましょう!!」
数日後。
学生:「年賀状を買ってきましたよ」
教員:「ありがとう! 今、年賀状書いちゃう!?」
学生:「はい。空きコマ(授業がない時間帯)なんで今やっちゃいましょう」
印刷の様子
印刷された絵柄は同じですが、住所や宛名は手書きです。
また、裏には直筆のメッセージも書いてあります。
約40枚の年賀状を書きました。
教員志望の学生がこの教室に参加し、「運動指導」を学んでいます。
そんな学生たちが、子ども達のことを思い浮かべながらこころを込めて年賀状を書きました。
年賀状は、無事に元旦に届いたのでしょうか?
また、学生の想いは子ども達に届いたのでしょうか?
運動教室では指導者として、このような活動では子ども達を喜ばせるために、いろんなことを前向きに捉えて懸命に挑戦している学生には頭が下がります。
このような活動が、「力」となるはずです。
そして、それが教員になったときに、生かされるはずです。
さて、子どもの運動能力向上教室では、その名称通り、子ども達の「運動能力」を向上させることを目的としています。
運動能力とはいっても、筋力をつけるとか、持久力をつけるといったことではなく、「できない動きができるようになる」「できる動きがもっとうまくできるようになる」といったことが目指されています。
たとえば、子ども達は大人のようにボールを投げることはできませんし、障害物をうまく跳び越すこともできません。
子どもは多様な動きを体験することによって、少しずついろんな動きができるようになっていきます。
この教室では、さまざまなスポーツに共通する「走る」「投げる」「捕る」「跳ぶ」「蹴る」といった動きの感覚を身につけています。
とてもありがたいことに、保護者から以下のようなコメントを頂いております。
「毎回楽しそうに参加させて頂いています。普段、家庭では学習(勉強)がはかどらないですが、この教室の時には子どもは張り切って勉強道具を用意して勉強もしてくれるので助かっています」
「子どもが毎回に楽しみにしています。普段学校では使えない用具などで身体を動かしている時、子どもは楽しそうにしています」
「学生のお姉さんたちがとても可愛く、子どもも一緒に運動できてうれしそうです」
まだまだ至らない点も多々あるかと思います。
しかし、保護者の方からこのようなコメントを頂き、学生も教員も大変嬉しく思っております。
また、毎回子ども達が元気な姿で教室に参加してくれることに喜びを感じています。
子ども達の笑顔を見ると、なぜだか私たちも笑顔になり、元気がみなぎってきます。
昨年に引き続き、学生も教員も、この教室がより充実するように努めます。
新潟医療福祉大学 スポーツ教室HP
健康スポーツ学科
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/