今年、新潟医療福祉大学陸上競技部はインカレチャンピオンを輩出したり、全日本大学駅伝に出場したりと、大きく飛躍した年となったと思います。
今回、新潟医療福祉大学の最終走者として全日本大学駅伝を走り切った若澤新也君と惜しくも全日本駅伝には出場できずにサポートに回った長距離ブロック主将の志賀達哉君にブログを書いてもらいました。
どちらも彼らの「想い」が詰まった内容となっています。
初めて全日本大学駅伝に出場して伊勢路を走った学生の、また、同じチームに所属しながらも惜しくも伊勢路を走れずにチームのサポートに回った長距離ブロック主将の言霊を、皆さんに届けたいと思います。
なお、志賀君の記事は3日後の11月30日(金)に公開されます。
乞うご期待。
― ― ― ― ― ― ― ―
皆さんこんにちは。
陸上競技部長距離ブロック、健康スポーツ学科4年若澤新也です。
11月4日(日)に第50回全日本大学駅伝対校選手権大会が行われました。
この大会は学生三大駅伝の一つで大学日本一を決める駅伝大会です。
前回大会のシード獲得校に加え、各地区の予選会を勝ち抜いた大学、そして全日本学連選抜と東海学連選抜がオープン参加で出場します。
本学陸上競技部長距離ブロックは北信越地区代表として出場してきました。
結果は大学25チーム中24位、選抜チームを含む形では27チーム中26位でした。
初出場の全日本大学駅伝対校選手権大会はとても厳しい結果となりました。
内容を見てみると1区からブレーキが続き、4区にもタスキをつなげず、どのチームよりも先に繰り上げスタートをしてしまいました。
その後の区間も振るいませんでした。
個人としても当日の朝からTVで途中経過を見て状況を確認していたのですが、想定していたよりも大きな差となり、他の区間のメンバーが気にかかっていました。
最終区の繰り上げスタートは想定していたことだったので、自分の走りに徹するだけという心境でしたが、やはり勝負に絡めないというもどかしさを感じる時間は長く感じました。
スタート後は自分の最長区間で少しでも順位を上げられるように走りました。
ラスト5㎞は上りが続くので粘らなければいけなかったのですが、ペースダウンしてしまい、力のなさを痛感しました。
しかし、沿道には絶えることなく声援を送ってくれる方々や地元の協力、運営、サポートのある中で、こうしたレースに出ることができたことは幸せでした。
全国の舞台で感じたことで特別なことはありませんでした。
むしろ、同じ年代の学生が自分たちのやるべきことを長期間にわたってきちんと継続して取り組んできているという印象でした。
関東圏の大学と地方大の差を埋めることは特別なことが必要なのではなく、前向きな姿勢で自分のできることを一つ一つ丁寧に積み上げていくこと。
それに限ると私は感じました。
アスリートとして当たり前にこなさなくてはいけない体調管理、継続したトレーニング、食事、睡眠、セルフケア、今一度見直し、次につなげられるように取り組まなければいけません。
一日一日が大切なものなのです。
本来ならば現在の4年生が伝えなければいかなかったことですが、それが達成できず後輩たちに託すことになりました。
現状維持のままでは来年の予選会突破も危うい状態です。
この経験が後輩の選手たちの危機感を持続させ、
本気で
「変わらなければいけない」
という強い気持ちをもって毎日を過ごしてくれることを心から祈っています。
また私自身はまたご縁があり、競技者としても残ることになりましたのでサポートできればと考えています。
最後に応援していただいた方々へ厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
若澤
― ― ― ― ― ― ― ―
新潟医療福祉大学 陸上競技部HP
新潟医療福祉大学 陸上競技部twitter
健康スポーツ学科
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/