先週から昨日まで、日本体育学会で発表を行った先生方の内容を紹介しました。
今日、明日、大学院生の石田航君(修士課程2年)と本間翔太郎君(修士課程2年)の発表内容を紹介します。
以下、石田航君からの報告です。
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私は徳島大学で行われた日本体育学会69回で体育経営管理専門領域の部門でポスター発表を行いました。
写真右:研究の成果を説明する石田航君(修士課程2年)
初めての学会ということもあり右も左もわからない状況でしたが、非常にいい経験ができました。
発表タイトルは【VR技術による野球選手ならびに指導者の状況認知】です。
近年、大学野球部の部員数が増加しています。
その結果、1軍に上がれない部員も増加しています。
大学スポーツの振興に関する検討会議最終とりまとめ(スポーツ庁,2017)では、大学においてスポーツ分野を学ぶことの重要性を認め、そのために今後学生スポーツの環境を整備していく必要性があると記述されています。
また、全国の大規模大学および体育系大学、体育系学部を有する大学に対して実施されたスポーツ・クラブ統括組織と学修支援・キャリア支援に関する調査(全国大学体育連合,2015)では,大学が部活動へ期待することとして「運動部学生の人間的成長やリーダー養成」と「学生生活の充実」が上位を占めています。
しかし、現在の大学野球の現場は、上記の調査結果とは逆行していると感じました。
そこで、VR技術を用いた動画を使用することで、部活動のマネジメントを少しでもいい方向に向かわせたいという気持ちで研究を始めました。
実際に学会で発表してみて感じたことは、普段のゼミの勉強会とは違い何も知らない人に1から説明することの難しさを感じることができました。
そして、何事も経験することが大事だと改めて気づかされました。
学会に行く前と行ったあとでは研究に対する気持ちが変わりました。
「こんなこと書けば伝わりやすいな」「あの人の発表していた事はどういったことだったんだろう」など凄く研究に対する意欲がわきました。
この経験をこれからの修士論文などに繋げていきたいと思います。
左:石田航君、右:学科長 西原康行先生(石田君の指導教官)
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健康スポーツ学科では、毎月研究セミナーを開催しています。
学科の教員、大学院生が自身の研究を発表することによって、研究がより充実するように刺激を与え合っています。
石田君も、7月に学科研究セミナーで発表を行いました。
7月の研究セミナー2 ~修士課程2年 石田航君~(クリック)
学科内で自身の研究発表を行った時にも、おそらく緊張したことでしょう。
しかし、今回の学会発表ではそれ以上に緊張したのではないでしょうか。
なぜなら、石田君も言う通り、学会では自身の研究に関して何も知らない人に説明しなければならないからです。
教員も、学会発表となると緊張します。
そのような学会において、堂々と発表できたことは大きな財産になることでしょう。
今回の学会を踏まえて、修士論文の作成をより充実させることができるのではないでしょうか。
新潟医療福祉大学健康スポーツ学科では、学部から大学院に進学する学生もいます。
大学卒業後に、大学院へ進学し、そこで学問を深めてから社会に出ても決して遅くはありません。
修士課程は2年間ですが、その2年間でかけがえのない経験をすることができます。
また、学問を深めると同時に、論理的思考力、問題解決能力などを、より向上させることができます。
これらの能力は社会でも必要になります。
だから、社会に出るタイミングを2年間遅らせても、そこでの2年間を充実させることによって、より優れた能力を身につけて社会に出ることができるでしょう。
健康スポーツ学科の教員は、学ぶ意欲が旺盛な学生を歓迎しています!!
新潟医療福祉大学 大学院 健康スポーツ学分野
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