昨日、勝手に「健康スポーツ学科 授業紹介week!!」として始まったこの企画の2回目は「教職概論」の紹介です。
教員免許を取得するためには、そのための講義を受ける必要があります。
今回、教員免許を取得するための授業の一つである「教職概論」を紹介します。
「教職概論」では、教職(教師)の意義や役割、職務などについて学ぶことになります。
ちなみに、この講義はオムニバス形式で行われています。
オムニバス形式とは、回によって担当教員が代わる代わる講義を行っていく方法です。
新潟医療福祉大学では、一つの科目は15回行われます。
15回のうち〇回目はA先生、○回目はB先生、〇回目はC先生といったように、数人の先生がこの科目を担当しています。
この日に講義を担当された先生は吉田重和先生と佐藤裕紀先生です。
吉田重和 先生
佐藤裕紀 先生
今日の授業テーマは「不登校・いじめとは?」
とても重要なテーマです。
多くの学生は一生懸命に先生の話を聞いていました。
学生に丁寧に説明する佐藤裕紀先生
学生の質問に答える吉田重和先生
いじめに関する映像を見ました
授業中、学生とのやり取りもありました
授業では、不登校と呼ばれる状態はどのように定義されているのか、いじめは4層構造で成り立っている、といった話がありました。
また、授業中に吉田先生が「残念なことではあるが、いじめは完全にはなるとは考えづらい」といった話をしていました。
ただ、教育に関わる人はみな、不登校やいじめをなくしたいと思っているはずです。
この日の講義を真剣に聞くことによって、「不登校とは?」「いじめとは?」といったことを理解し、それらが生じた時により適切な対応を取るためのヒントを獲得することができたはずです。
授業には、たくさんの知恵が散りばめられています。
その知恵を、授業の中で取れるか取れないかは、受講生次第です。
授業を「ただ聞くだけ」なのか「考えながら聞く」のかによって、理解度や知恵を身につけられる度合いは変わります。
多くの学生には、これからもより真剣に授業を受けてもらいたと思います。
さて、この日の講義では「どのように不登校やいじめを未然に防ぐか」「不登校やいじめが生じた時に、どのように対処するか」といったことを考えることがとても重要でした。
では、教師になった時に、あなたは不登校の生徒に対して、またいじめに対してどのように対応しますか?
この問いに対する答えを導き出すことができれば、この日の講義を良く理解できたことになるのではないでしょうか。
そして、それは教員になった際にとても有益な知恵となるはずです。
ただ厳密にいえば、この問いに対する「正解」はないかもしれません。
教育には、数学のような「正解」は用意されていないからです。
たとえば、1+1=2です。
1+1=3でも、1+1=4でも不正解です。
でも、たとえば「いじめが生じた際に、どのように対処しますか?」という問いに対する答えはAかもしれないし、Bかもしれないし、Cかもしれません。
さらに、次にいじめが生じた際に、前回と同じ対処法で対応できるという保証はありません。
だからこそ、教育に関わる人は常により深く考え、教育現場で生じる問題に対してより良い答えを創り上げていく必要があるのではないでしょうか。
もし、教員免許を取得し、教員採用試験に受かり、見事に教員になったならば、あなたも教育現場でより良い答えを創り上げていくことになるでしょう。
より良い答えを創り上げられるようになるためにも、大学生活を楽しむとともに、授業をより真剣に聞き、より多くの先生と話して、いろんなことを学んでください。
健康スポーツ学科の教員は、「未来の教員」と共に歩んで、より良い教育を模索していきますよ!!
吉田重和先生のプロフィール
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yoshida.html
佐藤裕紀先生のプロフィール
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_y.html
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