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今日は、スポーツマネジメント概論の授業の一風景を紹介したいと思います。
今日のプロスポーツクラブでは、プロの興行を通じて人々に喜びや感動を
与えるといった役割だけではなく、「スポーツ文化」の担い手として、
地域の教育・医療・福祉・国際交流等を通じたまちづくりに貢献していくといった
役割が求められるようになっています。
6月12日(月)のスポーツマネジメント概論では、株式会社アルビレックス新潟より
代表取締役社長の中野幸夫氏をお招きし、
「プロスポーツクラブと地域の関係づくり」をテーマとした講演を
行っていただきました。
(講演の様子)
「サッカー不毛の地」と呼ばれた新潟でゼロからクラブを立ち上げ、
「4万人のスタジアム」を実現するまでの間には、どのような努力と創意工夫が
あったのか。
(※アルビレックス新潟は、2005年に当時のJリーグ記録となる年間入場者数68万1945人を達成)
新潟のまちを元気にするために、デンカビッグスワンスタジアムやアルビレッジを
もっと楽しい空間にするために、クラブはどのような取り組みを行っているのか。
組織として仕事を遂行していく上では、どのようなことが重視されるべきなのか。
アルビレックス新潟の創設以来、長年にわたってクラブを先導してこられた
中野氏からしか聞くことができないような、本当に貴重なお話が盛りだくさんの
90分となりました。
以下では、学生の皆さんから寄せられた感想をご紹介します。
「この講演を受けて何よりも強く感じたのは、社長の新潟に対する強い想いだった。
常に新潟のことを考えて動く社長を格好良いと感じた。今まで1回も試合を見たことが
無かったが、興味が湧いたので今度行ってみようと思う。」(K.Wさん)
「スポーツというものはやはりそのスポーツクラブや会社のような組織だけでは
成立せず、地域との関わりがあってはじめて成立するのだなと改めて感じることが
できた。冬のアルビレッジの一面が雪で、地域の人々やサポーターの人たちが
ボランティアで2時間もかけて雪かきをするという話は心が温まった。
また、『地域から愛されるためには、クラブ、会社がどれだけ地域を愛せるか
どうか』という(中野社長の)言葉が心に響いた。」(T.Mさん)
「地域のこと、新潟のことを第一に考えていて、アルビレックス新潟の見方が
今日で大きく変わりました。また、基本に戻ることの大切さ、
幸せとはどういうことかなど、一見簡単なことをしっかりと聞くのは初めてで
勉強になりました。また、中野社長の『失敗するかもしれないと恐れるより、
挑戦しないことを恐れろ』という言葉がとても心に残りました」(K.Sさん)
(講演後に行われたアルビレックス新潟ホームゲームの様子
6/17 @デンカビッグスワンスタジアム)
中野社長、アルビレックス新潟関係者の皆様、本当に有り難うございました!!