いきいき放送局へようこそ
健康スポーツ学科では、学科の研究力を高めるために、毎月1回、教員の研究セミナーを開催しています
この研究セミナーには、司会の先生もおり本格的なものとなっています
今日は、9月10日(水)に開催されたセミナーの様子をお伝えします。
一人目の発表者は、中澤翔先生。
中澤先生の研究内容は「どんなトレーニングをすれば、長距離パフォーマンスを向上できるか?」です
中澤先生は、本学陸上部長距離(男子)のコーチもしており、陸上長距離の専門家です
今回の研究では、8ヶ月間のトレーニングで走った距離が生理的能力やパフォーマンスにどのような影響を与えるかを検証したとのこと
その結果、たくさん走った選手ほど,有酸素能力を示す指標が高いことを発見しました
また、その関係は、トレーニングを続けていくことで変化するようです
このことから、長距離選手育成には,トレーニングの時期・対象を見極めた上で、走行距離を決定することが必要であることがいえるそうです
二人目の発表者は、高田大輔先生。
高田先生の研究内容は、「体育授業において,どのような指導スタイルを用いることが児童の学習活動・学習成果を高めるか」です
高田先生は、実際に小学校の体育授業に入り込んで研究をしています
今回は、発問を重視する探求型と図解や演示による説明を用いる直接型の指導スタイルによる違いについて発表してくれました
その結果、児童自身に課題を発見させるような課題発見型の授業スタイルを取り入れると、児童同士の教えあい活動、仲間同士の声掛けおよび技のポイントに関する記述が増えるとのこと
一方,技能成果や授業評価(形成的授業評価,診断的・総括的授業評価)にはほとんど影響しないようです…
様々な指導スタイルがある中で、それぞれの特徴を発見してくれる高田先生の今後の研究に注目です
質問やアドバイスをいただきながら、研究をさらに進めていきます!!