Twitter Facebook
2014.05.17

第二回研究セミナー報告

イキイキ放送局へようこそ

第2回研究セミナーでは、丸山先生による特別講演、武田先生、髙橋先生による研究報告の3演題が実施されました

今回も多くの先生方が参加され、とても有意義なセミナーとなりました

Photo

丸山先生からは「研究史と研究視点」という演題でお話しいただきました

昔の研究機器等の説明もいただき、改めて現在の機器のありがたさにも気づくことができましたsign03

2

また、丸山先生が研究のアイデアを生み出す過程についてもご説明いただき、どのような視点で現場に立ち、研究をし、それを現場に還元すればよいのかについて理解が深まりました

3

丸山先生の研究の歴史について深く知ることができました

次に、武田丈太郎先生「体育スポーツ学分野における社会科学的研究の紹介」という演題でお話しくださいました

Photo_2

お話しの中では、武田先生が研究されている「スポーツ政策」に関する研究内容についての説明やどのようにスポーツ産業を活性化させていけばいいのかについてお話しいただきました

5

もっとも興味深かったのは、新たな枠組みである「スポーツ環境デザイン」についてのお話しでした

その内容は「人や街の『生活や職・住環境』と『スポーツ環境』の質・魅力向上を相互作用的に高めていくこと」と、「新しい雇用、市場、人材育成が創造されていくこと」が同時多発的・持続的に進行している状態のデザイン

あるいは、そうした状態を志向するデザインだそうです

簡単にいうとスポーツのもつ4つ(日本国固有の資源・デザイン思考・マネジメント・規模)の機能・価値を高めて、市場や顧客の創造を行うということでした

 

最後に髙橋先生より「ハードルジャンプトレーニング」「女子100mHのレース分析」についてお話しいただきました

6

Photo_3

高橋先生は様々なジャンプとレーニングの中でもハードルジャンプに着目し、他のジャンプトレーニングとの比較を行いました

その結果、ハードルジャンプではドロップジャンプに比べ股関節伸展の動作が長く行われていることがわかりました

股関節伸展運動は脚のスイング動作時におきるため、スプリントドリルへの応用ができるかもしれません

また、女子100mHのレース分析においては、ハードリングの距離において13秒台、14秒前半、14秒後半の選手では差があることを報告されました

13秒台の選手では14秒台の選手に比べ、ハードリングの距離が広いことが明らかになりました

これは長く飛んでいることによりインターバルランを効率的に行うことにつながっているようです

8

3本立てで非常に中身の濃いセミナーでした

また、とてもよい異分野コミュニケーションになったと思います

学科ではこれからも研究を推し進めていきます

研究に興味のある学生は自分の研究分野の先生の門を叩いてみてください

 

 
















#専門的なお話し