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本日は、研究成果報告です。
健康スポーツ学科の山代幸哉講師らが行った研究が、国際誌「Brain Topography」に掲載されることが決まりました!!
山代幸哉講師らは、これまで「ヒトの変化検出のための神経機構」や「アスリートの感覚情報処理機構」について研究を行ってきました
Title: Effect of changes in stimulus site on activation of the posterior parietal cortex
Yamashiro K, Sato D, Onishi H, Sugawara K, Nakazawa S, Kameyama S, Maruyama A
私達は自己を取り巻く環境の変化に無意識に気づきます
これまでの研究において、ヒトの感覚系(聴覚、視覚、体性感覚)には自動的に変化を検出する機能があることが報告されてきました
本研究では、体性感覚において「刺激部位変化」に対して特異的に活動する脳部位の同定に成功しました
実験では2か所の刺激を行い、その距離を広げていきました
その距離が広がるにつれて被験者は「はっ!」とするドッキリ効果が大きくなる傾向にあります
これは刺激を無視している間にも同様に起こります!!
実際に、2箇所の刺激の距離が大きくなればなるほど後頭頂葉と呼ばれる脳領域の活動が大きくなりました。このことから、この部位が刺激の部位変化の同定を担っている可能性が示唆されました
健スポでは今後も研究に力を入れて行きます
研究に興味がある学生はぜひ声をかけてください