イキイキ放送局へようこそ
今回は、全学科のブログで共通テーマでの記事を掲載しています。
第1回目となる今回のテーマは「目指す資格&お仕事紹介」
健康スポーツ学科ではご存知のとおり、スポーツや運動に関する様々な資格取得に対応し、学生の希望や将来の目標に応じて、科目を選びながら希望する資格の取得を目指しています。
代表的なものだけでも・・・
中学校・高校第1種教諭免許(保健体育)、アスレティックトレーナー、健康運動指導士、レクリエーション・コーディネーター、JATI認定トレーニング指導者、アシスタントマネージャー・・・などなど、さまざまです。
ということで、今日はその数ある資格の中でも、高校生に人気の高い、
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
の資格について紹介します
「日本体育協会公認アスレティックトレーナー」とは、
その名の通り、日本体育協会が公認している資格で、競技スポーツにおけるトレーニング指導や選手のケアを行う専門家です。
具体的には、体力トレーニングやコンディショニングの指導やアドバイス、ケガの予防、応急処置など、選手に対して幅広い支援を行います。アスレティックトレーナーは国家資格ではないのですが、アスリートの体のケアを行うためにはぜひ取得したい重要な資格です。
さて、アスレティックトレーナーを目指すには、どのような進路を選択すればよいのでしょうか。そのためにはまず、アスレティックトレーナーの「免除適応コース承認校」に進学する必要があります。H22年度現在、この承認校となっているのは大学・専門学校で約60校のみで、北信越・北陸地区に限定すると、本大学も含めて承認校はわずか3校です。
どの大学がアスレティックトレーナーの承認校になっているかは、日本体育協会のホームページで確認することができます。承認校に進学せずにアスレティックトレーナーを目指す方法はあるのかな?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、現状は承認校以外では非常に困難なシステムになっています。ですので、アスレティックトレーナーを目指す人は、希望する進学先が承認校かどうかをしっかり確認する必要があるでしょう。
次に、その大学・専門学校では、アスレティックトレーナーに必要な授業が開設されていますので、所定の単位を間違いのないように取得していきます。アスレティックトレーナーには、スポーツ医科学の幅広い知識が求められているので、その授業内容はテーピングやマッサージなどの実技系のものだけでなく、専門的な講義科目もたくさん含まれています。たとえば、スポーツ医学や機能解剖学、栄養学、心理学などです。
さらに大学4年次の現場実習では、実際に選手やチームに関わりながら実践力を磨いていく実習授業もあります。ここでは、専門知識や技能はもちろんのこと、他者とのコミュニケーションや価値観の共有など、人間的な資質を高める必要があると実感することでしょう。
アスレティックトレーナーは大変魅力的な仕事ですが、専門的知識の習得や実技訓練、人間力の向上など、資格取得のためには様々な面で努力を惜しまない覚悟が必要です。
上記のような大学のカリキュラムを無事に修了したら、日本体育協会が実施する筆記と実技の試験に挑戦します。この試験をクリアすることがアスレティックトレーナーを目指すための最終関門となります。
いかがでしたでしょうか。
アスレティックトレーナーは、プロや実業団等のチームスタッフとして活躍しているほか、病院(スポーツ外来など)や総合型地域スポーツクラブなどでのニーズも高まっています。スポーツで頑張っている選手たちを支えるために、本学でアスレティックトレーナーの資格取得を目指してみませんか?
なお、健康スポーツ学科では、国際メディカル専門学校の協力により、ダブルスクール(昼間は大学/夜間は専門学校)で鍼灸師の国家資格を取得することもできます。アスレティックトレーナーと鍼灸師の両資格を取得することができれば、スポーツ選手の治療にも関わることができますので、トレーナーとしての活動の幅がさらに広がります。本学では、毎年3~5名くらいの学生が、このダブルスクール制により昼夜懸命に学んでいます。
繰り返しになりますが、健康スポーツ学科ではトレーナーのほかにも、「健康運動指導士」や「中学校・高等学校教諭一種免許(保健体育)」、「レクリエーション・コーディネーター」など様々な資格取得が可能です。機会を改めて、それらの資格や仕事についても触れていきますので、ぜひブログをチェックしてくださいね。